◇『読書の秋』にお勧めの一冊◇

---ぜひ警察小説で秋の夜長を---

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藤田組のコラムにお越し頂きありがとうございます。
当コラムでは各社員それぞれの好きな分野を紹介していく更新等もありまして、
今回は流れに乗りまして私の趣味に関してもお伝えしていきたいと思います。

私が最近はまっているのが読書

「私が最近はまっているのが読書です。」 と言っても恰好付けたものではなく、ジャンルも非常に特定されておりまして、TVでもドラマ化されたりするようないわゆる『警察小説』にはまっています。
あまり警察小説になじみのない方にとってはピンとこないかとも思いますが、このジャンルは実は語るほイラストどに語りつくせないほどの実力作家がひしめき合っている世界です。

私も数年前に会社の上司(※)から初めて警察小説を紹介してもらった際には、「警察小説なんてあ まり読んだことないし、そもそも作家の人達もよく知らないなぁ。」なんて思ったりしていましたが、 ・・・あっという間に警察小説の世界にのめりこんでしまいました(笑)

実は、組織で働く葛藤や、警察内部もしくは対犯人との人間関係、謎解き要素まで様々な角度から楽しめるジャンルという事に気づかされました。 実際にここ1年でも数10冊以上は読み続けておりますが不思議と飽きません。

始めの頃は電車移動中に読んでいると、ついつい夢中になって乗換駅を乗り過ごしてしまうという事も度々ありました。(今でもたまにありますが・・・) イラスト

そんな私のおすすめを僭越ながら個人の感想だけでランク付けすると以下の通りです。 あまりに面白い警察小説が多いので泣く泣く3つだけのご紹介です。

第1位:今野 敏(こんの びん)『隠蔽捜査』シリーズ

登場人物の描写が非常に上手で最初の数ページで各登場人物にのめりこみます。
代表作の『隠蔽捜査』シリーズは誰からも嫌われそうな主人公のキャリア官僚の生き様にすっかりファンになってしまう事間違いなしです。

第2位:佐々木 譲(ささき じょう)『笑う警官』シリーズ

笑う警官
社会派テーマの内容が秀逸で1冊読むとすぐに次の続編が気になります。
代表作の『笑う警官』シリーズは主人公の現役同僚警官が指名手配されるという設定からスタートして時系列で発生していくスピード感ある展開にはすっかりひきこまれます。

第3位:逢坂 剛(おうさか ごう)『禿鷹(はげたか)』シリーズ

禿鷹
最近TVドラマ化された公安警察の活躍を描く『百舌』シリーズでも人気です。
但し、ぜひ読んでもらいたいのは『禿鷹(はげたか)』シリーズ。主人公の刑事がヤクザに上納金を要求するような不良警官という、従来の警察小説のイメージとは全く異なる異色シリーズです

他にも主人公の刑事につい感情移入をしてしまう『堂場瞬一』シリーズや、ミステリー要素が満載な『横山秀夫』シリーズ、主人公は探偵ですが警察とのやり取りが面白い『内田康夫』シリーズ・・・等々あげればきりがないのですが、それはまた別の機会に。

今日も自宅から通勤で片道1時間弱、更には営業の外回りでも電車に揺られる日々ですが、警察小説は欠かす事のできない毎日の楽しみになっています。
このコラムご覧になって実は警察小説ファンだという方、是非お声掛け下さい。
今まで読んだ事のない方もぜひお試し下さい!

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私からも1冊ご紹介

*私からも1冊ご紹介させてください(※上司の藤田より)。
私も警察小説の大ファンです。警察小説は作者によっていろいろなタイプの警察官(刑事や駐在)が主人公になっていてとても興味深いです。

お勧めの一冊:誉田哲也(ほんだてつや)『ストロベリーナイト』

ストロベリーナイト
特にお勧めは警視庁捜査一課・殺人犯捜査係の主任である警部補・姫川玲子(TVドラマ・映画では竹内結子が演じています)が大活躍するシリーズです。シリーズ第1作の『ストロベリーナイト』はその代表作です。ぜひ本屋さんで手に取ってみてください。ハラハラドキドキ、そして最後は。。。

<柴田伸明>